取扱鋼材
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A286
A-286はオーステナイト系析出硬化型ステンレス鋼で、700℃まで優れた高温強度を有することから、耐熱鋼として分類されるステンレス鋼です。
日本のSUH660に相当し、SUH660の流通性の乏しさから、A286が代用されるケースがよくあります。
弊社はAMS5737、BS HR650 RR9000、AMS5735規格に適用している在庫を保有しています。
- 用途
- タービンのローター、ブレード、ファスナー など
- 代表成分
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A286は、クロム(Cr)を13.50~16.00、ニッケル(Ni)を24.00~27.00、モリブデン(Mo)を1.00~1.50、チタン(Ti)を1.90〜2.35、炭素量(C)を0.08以下を含むオーステナイト系析出硬化型ステンレス鋼です。
A286 C Mn / P S / Si Cr Ni Mo / Ti V Al B Co / Cu 成分値 0.08以下 2.00以下 / 0.025以下 0.25以下 / 1.00以下 13.50〜16.00 24.00〜27.00 1.00〜1.50 / 1.90〜2.35 0.10 ~0.50 0.35以下 0.0003〜0.010 1.00以下 / 0.50以下 - 機械的性質
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A286の機械的性質は、固溶化熱処理状態か析出硬化処理状態かどうかという熱処理状態によって異なり、更にはAMS5737での規定、AMS5731での規定、BS HR52での規定など規格によっても異なります。
ここでは、弊社の在庫品であるA286(AMS5737)の機械的性質を記載します。
A286(AMS5737)の析出硬化処理状態の機械的性質は、硬度(HB):277〜363、耐力:655N/㎟、引張強さ:965N/㎟、伸び12%以上です。耐力 N/mm2 引張強さ N/mm2 伸び % 硬さ(HB) 655以上 965以上 12以上 277〜363 - 加工性・特性
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